花山キャンプ40周年お礼

この度は、花山キャンプ40周年事業にご参加いただきありがとうございました。現役キャンパーとそのご家族、キャンパーOBOG、カウンセラーOBOG、地元の関係者、学生をインターンとして送り込んでくれている台湾の親友とその学生、そしてみやぎで自然学校を営む仲間たち、総勢75名が参加した大イベントとなりました。40年の節目に立ち会えたキャンプ長としてその幸せを噛み締めると共に、その礎を築いた恩師ゴリラへの感謝と追悼、そしてこれだけ多くの方々の心の故郷となっている花山キャンプがいつまでも続くための次の10年に向けて身の引き締まる会となりました。イベントの活動報告とアルバムをまとめましたのでお楽しみください。

花山キャンプキャンプ長 岡村泰斗(バク)

活動記録

8月14日
14:00 オープニングセレモニー
14:30 沢遊びワークショップ
「白沢シャワークライミング」佐藤颯(幼少年キャンプ研究会)
「砥沢砂防ダムダイブ」岡村泰斗(幼少年キャンプ研究会)
「砥沢ミニラフティング」渡邊あや(幼少年キャンプ研究会)
18:00 野外パーティー OR 花山盆踊り
19:00 全体会:野外文化教育と野外教育:あなたならどっち派?

8月15日
9:00 里山ワークショップ
「ULハイキング装備の軽さを体験しよう」晴山功(みちのくトレイルクラブ)
「原始の火起こし体験」中津範洋(自然学校キッツ森のようちえん)
「里山レストラン」加藤ゆき(幼少年キャンプ研究会)
10:45 里山ワークショップ
「豆こけし絵付け」(鳴子温泉もりたびの会)
「野外体験で竹の工作」高橋尊(ぴぃすかんぱにぃ)
「映える岩魚(イワナ)の塩焼き道場」住吉利允(くりこま高原自然学校)
13:00 全体会:野外文化教育と野外教育の融合
15:00 温湯温泉ツアー
17:00 ヒグラシコンサート(遊佐夏子)
18:00 花山キャンプ40周年記念パーティー
「現役キャンパー花山クイズ」
「花山のうた」
「現役保護者YES or NO」
「40周年タイムカプセル」

8月16日
4:30 裏白沢ガイドツアー
7:30 40周年全体写真
8:00 白沢&砥沢周遊ガイドツアー

アルバム

2025花山キャンプCコース報告

スタッフ

カウンセラー

1班カウンセラーのジャファーです。ジャファーは今回初のカウンセラー挑戦でしたがみんなや仲間のおかげで、とても楽しいカウンセラーデビューができました。特に昔からキャンパーとして一緒に成長したいつきには、半分カウンセラーの仕事をお願いしちゃいました。他のメンバーも経験者ぞろいで、1班のテントサイトはとても居心地が良かったよー。花山初参加のさねあつが「花山たのしー」って言ってくれてとても嬉しかったです。来年はAコースとCコースに分かれるかもしれませんが、これからも幼少研で一緒に育っていこうね。

ふーみんです。ふーみんは、花山キャンプのスタッフはやりたいけど、カウンセラーは自信がないなあって思っていましたが、カウンセラーがこんなに楽しいとは思いませんでした。みんなの成長をすごく感じたし、ふーみんも自分のダメなところもとてもわかったし、みんなのおかげでもっともっといいカウンセラーになりたいなって思えました。まだロープや山はハリーに頼りっぱなしでしたけど、次はふーみんが教えられるようになりたいです。また一年CUでたくさん経験を積んでもっといいカウンセラーになって来年花山に帰ってくるね。そしたらまたみんなと一緒にキャンプしたいなあ。

本部

こんにちは。ハリーです。ハリーは2024年のつまごいスキーキャンプでみんなの凄さに圧倒されて、大学で山岳部に入り、その後もバクのキャンプにたくさん参加して、この1年たくさん経験を積みました。今年は、白沢のビレーや、栗駒登山の責任者をばくに任されて、緊張したけれでも、去年初めて参加した花山キャンプと比べ、今年は自分がすごく成長したのを感じました。これが毎年花山に来ているみんなも感じている「成長」って感覚なんだろうなって思いました。でもまだ栗駒もつまごいもみんなや他のカウンセラーの経験には及びません。来年こそはカウンセラーデビューを果たして、また新たな成長を感じられるように、これから一年みんなといっしょにいろいろなことに挑戦したいです。来年のハリーのカウンセラーデビューを楽しみにしていてね。

8月17日 やっぱり初日は砂防でしょ

今年の東北はお盆過ぎてもまだまだ暑い!ということで、迷うことなく砂防へ。そして迷うことなく全員ダイブ。初参加最年少のさねあつは、気合い入り過ぎて、ウルトラマンみたいに飛び込んで、思い切りお腹打っていたけど大丈夫?みんな初日からしっかり花山キャンパーの顔になっていたよ。

8月18日 Cコース最大の屈辱の日

今年は昨年のCコースで釣れなかったイワナのリベンジに燃えるメンバーぞろい。バクの友達で、釣り名人の数をスペシャル講師とし招き、前日からイワナのレクチャーをし、人がほとんど入っていない沢に移動して、リベンジ開始。ところが竿を何度振れども、イワナの気配がいっこうにない。かずの分析によれば、無駄な砂防ダムができて流れが止まり水温が高くなっていること、林道が山奥まで伸びたことで釣り人が小さなイワナまでとってしまうこと、そもそも今年の渇水の影響など、いろいろな原因があるとか。イワナは釣れませんでしたが、人間の経済活動が自然に与える影響を肌で感じた1日でした。

8月19日 ビレーデビュー

花山キャンプでみんなの安全を守るための大切な技術の一つである「確保(ビレー)」を、理論がみっちり学びました。ロープは何かに巻きつけると摩擦により、小さな力で大きなものを止めることできます。この巻きつけ摩擦を利用して、万が一失敗すると大怪我するような急な斜面も安全に越えることができます。広場で巻きつけ摩擦の実験して、白沢でビレーの実地訓練。ただ楽しいだけとは一味違うシャワークライミングを楽しみました。

8月20日 栗駒登山

今年の栗駒登山は、新湯沢ショートコースと、ロングコースの2つから選択。今年初めてCコースに参加したさねあつとひでとは、ショートコースしか選択できないルールにしました。そしたら、他のメンバーは、2人を助けるためにショートを選択したり、逆にロングコースがゆうと1人になっちゃうので、ゆうとのためにロングコースに数人移動したりと、自分のやりたいことよりも仲間を優先する。大人でもそんなできた人なかなかいません。登山準備から絶対いい登山になること間違いなしでした。

8月21日 湯浜温泉

夜の雨も上がり、キラキラした朝日の中御室を出発しました。体力、経験、チームワーク、全てそろったみんなにとって、湯浜温泉までの道のりはとるに足らず。みんな元気な足取りで、ほぼ時間通りに湯浜温泉に到着しました。バクが栗駒に行かないのは数年ぶり。それだけキャンパーも、カウンセラーも頼もしいメンバーでした。

8月22日 食べたいものパーティー

お昼まで個人別選択活動として、御駒山ショートハイキングと、砥沢アブラハヤ釣りに別れ、最後の花山を満喫しました。そして最後の夜は豪華、今食べたいものパーティー。握り寿司、焼き鳥、ラーメン、たこ焼きなど、そんなの花山でできるのっていう料理を堪能しました。ロシアンたこ焼きに当たったふーみんはあの夜トイレから出られなかったそうです。。。。

2025花山キャンプBコース報告

スタッフ

キャンプ長

Bコースのみなさんこんにちは。今年のBコースはどうでしたか?今年は初めてのお友達を2名加えてのBコースでしたが、初めてのお友達もたくさんチャレンジし、経験者も初めてのお友達をサポートし、とても良いキャンプとなりました。久しぶりに行ったBコース最難関合の沢では、途中森林伐採による土砂崩れて道がふさがっていて、道なき道をK点まで脱出し、最難関の合の沢が、さらに困難になり、Bコース史上最も難しい登山となりましたが、みんなで助け合って無事に生還を果たしました。今年小学校3年生、4年生のお友達はいよいよCコースにチャレンジする準備ができたのではないでしょうか。

カウンセラー

みんな元気?1班カウンセラーのカトちゃんです。Bコース直前に急きょカウンセラーのだいばってきされて、みんなの体力についていけるか心配でしたが、1班のみんなのカウンセラーになれて本当に良かったなあって思いました。カトちゃんが花山のカウンセラーだったのは30年も前なので昔のキャンパーってこんなにできたかなあって思ったくらい、みんなは野外炊事も、片付けも、沢登りもなんでも自分でできましたね。みんなのカウンセラーだったらまたやりたいなあ。また来年会いましょう。

みんな久しぶり!かんちゃんは東京に帰ってめちゃくちゃ暑い中就活を頑張ってます。今回の花山ではみんなとおこま山登山ができてとても楽しかったです。10年ぶりに合いの沢にみんなと行けて、魚をとれて、オフトレイルのきついところをみんなとがんばれてすごくいい思い出になりました。来年の夏はさらにレベルアップしたみんなと沢遊びや山登りをめいっぱい楽しみたいな。勉強も遊びも全力で頑張れ!!また来年花山で会おう!!!(つまごいもぜひ来てね)

8月8日 人生初の砂防ダイブ

花山キャンパーなら誰でも経験する砂防ダムダイブ。今年は一番下の学年が2年生でみんな経験者で、かつ人数が少ないので、Bコースではあまり行かない砂防ダムに行きました。当然みんな砂防ダムのダイブは初めて。もちろん最初はおっかなびっくりでしたが、ショウの勇気あるファーストペンギンをきっかけにみんな大ジャンプを果たしました。

8月9日 白沢復活シャワークライミング

今年の東北地方は深刻な水不足。白沢の水もいつもより少なく、キレイな白い川底が苔だらけ。みんなの大好きな一の滝の周りでたわしでゴシゴシ。キレイな白沢を復活しました。そのあとは、一の滝のシャワークライミング。1回目登れなかったお友達も、あきらめることなく、2回目で全員登りました

8月10日 お駒山登山、合の沢軌跡の生還

お駒山登山は、砥沢コースと合の沢コースに別れて行いました。砥沢コースは、常に本流を無駄に進む主要メンバーと、その横を慎重に進むイブキとそれをサポートするリクが印象的な沢歩きでした。合の沢コースは洞窟でコウモリをみたり、なんとイワナを手づかみで捕まえたりと前半は秘境合の沢を楽しみましたが、後半は森林伐採による土砂崩れで行く手を阻まれ、道なき道を地図とコンパスを頼りに合流地点のK点を目指しました。K点についたみんなの顔はヘトヘトでしたが、最後までへこたれずに本当すごかったです。

8月11日 おみやげづくりとキャンプファイヤーで思い出づくり

この日はのんびりおみやげづくりと、楽しいキャンプファイヤーで、花山キャンプのいろいろな出来事をふりかえりました。おみやげづくりはほとんどのお友達が砂防ダイブを描くなど、やっぱり思い出に残る体験だったんですね。キャンプファイヤーの1班のスタンツはやっぱり砂防ダイブ。きっとみんなはこれから何十回と砂防を飛びまくるのでしょうね。

8月12日 花山キャンプお疲れ様でした

5日間の花山キャンプBお疲れ様でした。そして今回はBコースの後に行われる40周年記念イベントのために、4人のお友達がそのまま残り、Aコース顔負けの9日間の花山キャンプ生活へと突入しました。帰るお友達も、「もう帰りたい」っていうキャンパーは誰もおらず、みんなでたくましく育った5日間でした。

2025花山キャンプAコース報告

スタッフ

キャンプ長兼カウンセラー兼運転手

Aコースに参加した皆さんこんにちは。Aコースからすでに1ヶ月近く経っているので、遠い昔のようですが、報告書を作成していると、どんどん記憶が鮮明によみがえってきます。Aコースは3名の申し込みで、事前にみなさんに参加する意思があるか確認しました。ばくは1人でもキャンセルし、2人以下だったら残念ながら中止にしようと考えていましたが、3人から参加の強い気持ちを聞き、3人でも絶対いいコースにしようと思いました。3人だからそこいいところ。
1)カウンセラーテントを使える快適テント生活
2)キャンプ場の車でどこでも行ける起動力
3)テント1張りなので環境にも優しく、どこでも泊まれる
4)全員が本当の兄弟のようになれる人数
Aコースではそんな強みがフルに生かされた素晴らしいコースとなりました。

7月29日 砂防ダイブのはずが

花山に来たらやっぱり砂防ダイブ。2年ぶりの人も、初参加も迷うことなくバンバン飛び込んでいました。そんな時同じ沢を利用する自然の家の団体のリーダーから、ライジャケやヘルメットをつけていないことや、飛び込みが禁止であると砂防の上までわざわざ来られて怒られてしまいました。そのリーダーもみんなの安全を心配してのことですが、みんなはちゃんと幼少研のガイドラインでやっているので全く問題を起こしているわけではありません。本当だったらキャンプ長がみんなを助けてあげるところですが、ばくはみんながどんな反応をするのが楽しみなのでずっと見ていました。みんなが他の団体がいる間は飛び込みを我慢して、いなくなったらまた再開。めちゃくちゃ大人対応の最善の解決策でした。自然の家の団体がいなくなり、また澄んだ砂防ダムとなり、再び3人で砂防を楽しみにましたね。

7月30日 欲張り釣り&シャワークライミング

キャンプ2日目は、みんなのやりたい活動を聞いて、午前中アブラハヤつり、午後シャワクラの欲張りワンデイプログラムでした。アブラハヤでは、まず丈太郎が一振り目で釣り上げ、健太がそれに続き、2人でバンバン競うように釣り上げました。それに引き替え悟郎はなかなかあたりが来ない。年下2人にいじられながら、悟郎に取っては切ない午前中となりました。午後のシャワクラは普段カウンセラー行っているビレーもバクから教わり自分たちでやりました。Bコースで1日かかる4の滝までのコースも、2時間で上り、体力と技術はもうカウンセラー並みでした。

7月31日 雪渓の新湯沢

花山キャンプのメインプログラムの栗駒登山に出発です。午後からの出発で本日の目標は新湯沢の中の雪渓ポイント。今年の冬は雪が多かったので、大きな雪渓が残っていることを期待しましたが、まさに期待通り。幼少研史上初?雪渓ポイントの沢の中でのビバークとなりました。雪渓の雪解け水で美味しいご飯を作り、クーラーのようなテントサイトで暑さを忘れてスヤスヤ寝み、最高のビバークサイトでしたね。これも3人だからこそ。

8月1日 のんびり御室デイ

本日はお馴染み御室までにみんなにとっては楽チンコース。お昼頃には御室について、3人でたくさん遊んだり、話したり、一層3人の仲が良くなる半日でしたね。夜は残念ながら雨となり、タープの下の夕食作りでしたが、初めての丈太郎にも御室も魅力は伝わったかな?御室の星空を見るためにまた行こうね。

8月2日 大湯を目指して10キロラン

今年の登山のゴールは、登山口から10キロ離れた大湯温泉。川全体が温泉になっているAコースメンバーしか行けない栗駒の神秘の温泉の一つ。朝御室を出発し、稜線の草原が美しい秣岳を越えて、カトちゃんの待つ登山口に無事到着。そしてそこから何故か大湯温泉まで走ろうと言うことに。ところがばくが途中で足がつってダウンし、それでもバクと悟郎で1.5km ごとに襷をつなぎ、見事ゴール。今年の東北地方の渇水で、川風呂は激アツで入れませんでしたが川の横の露天風呂を3人だけで贅沢に楽しみました。

8月3日 月山遠征準備

今年の東北百名山登山部は山形県の月山を目指します。まずは半日ゆったり体を休め、午後にみんなが立てた食料計画に基づき買い出しに行きました。最後の写真は月山の後の写真ですが、みんなが立てたメニューはなんとステーキ。1枚千円以上の肉に、さすがのみんなも躊躇していましたが、バクからのゴーサインでめでたくゲット。これも3人ならではなの大盤振る舞い。

8月4日 ばくを担いで月山登頂

年をとると筋肉の再生が遅れ、2日後に筋肉痛がピークになるって知っていますか?そう月山登山はバクの足が攣った大湯温泉10キロランの2日後。バクは全く歩けず3人に押したり、引っ張ってもらう要介護登山となりました。この数日で、チームワークも、山の技術も、キャンプ長への思いやりも大きく成長した3人にバクは身も心も任せて安心して月山に連れて行ってもらいました。夜はその日の夕日があまりにもキレイそうだったので、花山とは逆方向の日本海に!偶然見つけたビーチのキャンプサイトはほぼ貸切状態。予定外の海水浴も楽しめたし、昨日買った高級ステーキも美味しかったし、たくさんのご褒美のついた月山登山となりました。

8月5日 疲れを知らず花山湖ウォーターポロ

お願いだから休んで。そんなバクの願いも届かず、最終日は花山湖でウォーターポロで楽しみました。3人なのでパックラフトもすぐ揃う。これも3人ならでは。バクは前日の月山登山であれだけお世話になったにも関わらず、バクを休ませてくれないみんなをコテンパンにやっつけてやりました。

8月6日 40周年に向けて

Aコースのみんなは、残念ながら花山キャンプ40周年には参加できません。40周年タイムカプセルに入れる寄せ書きを作ったり、ステージの看板を作ったり、念のために30周年のタイプカプセルを掘り出すなど、陰ながら40周年記念に貢献しました。

2025つまごいスキーキャンプ報告

スタッフあいさつ

1班カウンセラー

長岡有希子(ゆっこ)くにたち農園の会

3日前にカウンセラーの役割を知り、初日に1班の担当を頼まれたゆっこです。とにかく、皆さんの真剣な気持ちに応えたい一心で臨みました。野地平では、過酷な状況の中でのそれぞれの動きを目にし、それまでの印象が大きく変わりました。「気配り」「リーダーシップ」「洞察力」。極限状態になると、その人本来の力が見えてくることを知りました。自分で考え、判断し、行動、協働する姿は、とても素敵でした!かっこよかったです!

2班カウンセラー

宇都木幹太(かんちゃん)東京科学大学

みんなー久しぶり!2班担当のかんちゃんです!つまごい終わってからみんなと一緒で学校が始まっちゃうんだけどめっちゃつまごいロスです、、、それくらいみんなのおかげでめっちゃ楽しかった!!2班のみんなは5日間でスキーがすごく上達して感動しました(涙)夏の花山に参加したことない友達が多かったので、ぜひ夏の花山にも来て大自然を一緒に楽しみたいな!みんなとまた会えるのを楽しみにしてます

3班カウンセラー

飯田明吾(めいちゃん)麗澤大学

みなさんこんにちは。3班のカウンセラーのめいちゃんです。つまごいキャンプお疲れでした!みんなはどんな5日間でしたか?めいちゃんは自分も成長させられた5日間でとっても充実したキャンプになりました。プライズが惜しくも上がらなかった人もいますが絶対みんなうまくなりました!去年キャンパーを卒業して今年初めてのカウンセラーでうまく教えられるか不安でしたがみんなが初めてのキャンパーでよかったです!もっと書きたいけど止まらなくなりそうなのでまた来年会いましょう!

4班カウンセラー

岡村泰斗(ばく)幼少年キャンプ研究会

天才すぎる4班の皆さんこんにちは!4班は年長から小6までの年齢幅の広い班でみんなで仲良くできるかちょっと心配でしたが、そんな心配を感じさせないくらいスキーでも野地平でも仲良く過ごすことができました。そしてなんといってもスキーを始めてたった1時間でリフトに乗ってしまったこと、そして2日目の午後にはゴンドラでスキー場のてっぺんまで行ってしまったのは、バクの記憶ではないくらいスキーの天才ぞろいの班でした。野地平にみんなでいけるかどうかは実は4班の上達具合にかかっています。今年は迷わずみんなで野地平にゴーできたのもみんなの頑張りのおかげです。小学校低学年でスキーはじめてまだまだ時間がたっぷりある人、小学校高学年で始めて、同級生たちがスイスイ滑っていてちょっと焦ってる人もいたと思いますが、今年の4班は全員これからどんどんうまくなること間違いなしです。みんながジュニカウまで上り詰めた時にはきっとばくは泣くだろうなあ。

スキーレッスン

キャンプ1日午後、2日午前午後、4日午後と、つまごいスキー検定に向けてスキーの練習を行いました。もとレーサーのゆっこの指導に新しい刺激を受ける1班、かんちゃんとガンガン滑りまくる2班、めいちゃんの優しい指導でスクスク上達する3班。そして初日からリフトに乗った天才するぎる4班と、技術別で目標のプライズを目指しました。

野地平バックカントリースキーツアー

今年は1班大活躍。いつも野地平までの移動でお世話になっている1班ですが、今年は各班の野地平でスノーハウスやイグルー作りが完成するまで1班が手厚くお手伝い。確かに、大きなブロックを運ぶのは小学生が難しいよね。おかげでなんと全ての班がテントを使わずに野地平でビバークするというつまごい史上最強の雪上ビバーク。おかげで1班は自分たちの寝るところ作る時間がなく、手抜きをして、ばくに説教をうけたとか。1班のみんな〜、ありがとう〜by1班以外の全キャンパー。

つまごいスキー検定

つまごいスキーキャンプの集大成、つまごいスキー検定を4日目午後に行いました。検定では、緊張でいつもの滑りができない人もいましたが、どんな時でもしっかり滑れるのが本当の技術です。検定発表ではめいちゃんのやらしい発表で、泣く必要がないのに泣かされたキャンパーも。めいちゃんは顔に似合わず悪やのお〜。

選択スキー

最終は、好きな友達、好きなカウンセラーと一緒に、スキーを楽しみました。ふみか&ひろか「シュテムターン虎の穴」、かんちゃんの「ガンガンフリースキー」、めいちゃんの「ほっこりティータイム&スキー」の3つの選択スキーに分かれて、今年最後のつまごいを楽しみました。

所感

今回、1班のゆっこがはじめての幼少研で、ゆっこをサポートするために、カウンセラーユニオンの女子高校生たちの活躍に改めて感動しました。宿舎での女子部屋の生活指導や、プログラムの指導補助など、カウンセラー顔負けの活躍で、女子だけでなく、すべてのキャンパーの目標になれたのではないでしょうか? 中学生や高校生になったら自分もああなりたいとみんな思えたはずです。同様に、去年や、一昨年までキャンパーだったかんちゃんやめいちゃんが素晴らしいカウンセラーになってくれたことも、本当に嬉しく思います。幼少研が目指すキャンプを、説明しなくても、当たり前のようにわかってくれていることは、キャンプ長にとって何よりも心強いです。子どもの頃から大自然の素晴らしや厳しさを体験し、高学年になると、自分がしんどかった経験から、後輩たちを優しくサポートでき、大学生になったらいよいよカウンセラーとして、次のジェネレーションに素晴らしい自然体験を提供していく。子どもからカウンセラーになるまで、ずっと同じ自然や仲間との関わりからをしてきたからこそつながるタスキなのでしょう。そんな幼少研のタスキをたくさん見ることのできた、素晴らしいスキーキャンプでした。

2024秋百名山登山部報告

スタッフ

キャンプ長

岡村泰斗(ばく)幼少年キャンプ研究会代表

今回は、栃木県と群馬県の県境にそびえ、関東以北としは最高の日光白根山(2578m)に行ってきました。群馬県側からは丸沼高原スキー場のゴンドラを使い、山頂まで3時間程度の手軽な山ですが、幼少研らしくあえて栃木県側から1泊2日のチャレンジでした。ところが、秋の3連休と、日光の紅葉のピークが重なり、日光名物いろは坂で4時間もの渋滞に捕まり、なんと登山開始が夕方の4時になってしました。普通だったらその日の登山はあきらめて、翌日日帰り登山するところですが、キャンパーやカウンセラーの経験を踏まえ、到着までに夕暮れ必至の4時からの登山開始、8時に避難小屋着という過酷なスタートとなりました。ただ、花山で百戦錬磨を乗り越えてきたキャンパーにとっては、結果として登山のキャパシティーを広げるとても良い経験となりました。この経験があれば、これからどんな困難な登山になっても大丈夫。翌日は最高の天気の中、気持ちの良い日光白根登頂を果たしました。

カウンセラー

岡村穂丘(ほっち)東京理科大学大学院

みんな、今回の登山はどうでしたか?ほっちも花山で色々な登山をしましたが、夜まで歩くのは初めてです。最後なかなか避難小屋につかず、とても不安だったよね。ほっちもカウンセラーだからみんなを励ましていたけど、内心はとても不安でした。真っ暗闇の中から避難小屋が見えた時には、本当にホッとしました。その後食べた鍋は本当に美味しかったね。本当に心も体も温まるとはこのことだよ。よく時は、前日の心細かった登山とは逆に、朝から快晴で、みんなのペースも早く、あっという間に山頂に到着しました。やっぱり花山で鍛えられたキャンパーはさすがなだあって、びっくりしました。帰り道にちょっとのんびりした五色沼では、二人が仲良くて、本当にうらやましかったよ。ほっちは弟とあんなに仲良くできなかったあってちょっと後悔もしました。紅葉時期に渋滞に巻き込まれて、普通とは違う登山でしたが、その分、たくさんの不安や、たくさんの思いやりを見られて、思い出に残る登山でした

1日目(11月3日)

1000には、日光通過と予定通りのスケジュールでしたが、いろは坂入り口からまさかの全く動くことのない大渋滞。いろは坂は一方通行のため、戻ることもできず、通常なら30分もあれば通過できるところ、約4時間かけて通過という、普通の登山なら致命的なトラブルからスタートしました。

ようやく渋滞を終え、登山口近くの日光湯元のビジターセンターで遅めの昼食。このまま登山を諦めて湯元温泉に泊まるか、夕暮れ必至で山に入るかの選択に迫られましたが、これまで花山で色々な困難を乗り越えてきたキャンパーにとって、翌日の簡単な日帰り登山ではもったいないと判断し、夕暮れ迫る金精峠から一路五色沼避難小屋を目指しました。

途中の金精山で、いよいよ暗くなり、ヘッドライトを装着しての夜間登山を開始しました。群馬県側に沈む夕日にしばし感動し、いよいよ真っ暗闇の中の山行となりました。いくつかのピークを超えて、五色沼にたどりついたとこで、小屋はもうすぐかと思いきやそこからもう一度30分ほど登り返があり、これまで頑張ってきた集中がプチッと切れ、「まだなの?」「あとどれくらい?」と不安いっぱいのラストスパートとなりました。

小屋に着いたときは、安心と疲れで、一人のキャンパーはすぐに眠りにつき、残りのメンバーは明日のために暖かい鍋で気持ちと体を整えました。

800つくばセンター発
1500日光湯元ビジターセンター
1600金精峠登山口発
2000五色沼避難小屋着

2日目(11月4日)

普段の花山では、5時出発などを普通にやっているキャンパーですが、さすがに今日は睡眠重視で、普段だったらありえないぐらいの朝寝坊で出発しました。ところが、しっかり食べて、しっかり寝たおかげが、この日の日光白根山頂アタックは信じられないくらいのハイペースで標高差400mを登りました。

帰りも快調に降り、五色沼にたどりついたところで大休止。水を補充したり、お茶を沸かしたりと、快晴で誰もいない日光白根の山のど真ん中を幼少研で独り占めしてのんびり過ごしました。

無事に登山口に戻り、日光湯元の温泉で、長かったようであっという間だった、いつもと違う登山の疲れをゆっくり癒しました。真っ暗闇の登山は、怖かったけど、それを受け入れてたくましく歩けた自分に気づくことができたり、それを乗り越えたからそこ山頂に立った時の達成感は格別でしたね。次は普通の百名山登山にしたいものです。

700五色沼避難小屋発
900日光白根山頂
1030五色沼
1200金精峠登山口
1300日光湯元温泉
1400日光湯元発
2000自宅解散

2024花山キャンプCコース報告

スタッフ

キャンプ長

岡村 泰斗(ばく)幼少年キャンプ研究会代表

花山キャンプの最後を飾るCコース。ばくにとっては1ヶ月の花山キャンプの最後となるちょっとセンチメンタルになるコースです。その最後に相応しく、みんな自立したキャンパーへと一歩一歩成長していく様子が感じられるし、7日間を通じて、どんどんいいチームなっていくのを見て、キャンプファイヤーの後は、ほんとに「あぁ今年も終わったなあ」って涙が出そうになりました。ばくが泣きそうになるほど、いいキャンパー、いいスタッフたちに囲まれたキャンプでした。

カウンセラー

1班カウンセラー

陳 姿妙(モーリー)台湾体育大学大学院

はーい、モーリーでーす。モーリーは、花山キャンプのAコースからずっといて、花山キャンプのことも、栗駒山の登山もたくさん経験したので、Cコースはその成果を発揮できるキャンプでした。新湯沢ロングコースをモーリーとあやで任された時は、正直緊張したけど、キャンパーのみんながすごくたくましいので、モーリーも自分に自信を持ってロングコースを歩くことができました。モーリーの日本語はまだ下手だけれども、言葉を超えてみんなと仲良くなれてとても嬉しかったし、みんなに感謝したいです。来年もっと日本語上手になって帰ってくるので、また会いましょう。

2班カウンセラー

花本 朋伽(とも)元国際自然環境アウトドア専門学校

みんなーこんにちは!ともだよ。ともは花山キャンプ初めてだったけど、キャンパーたちがたくましくてびっくりしました。ミミズを平気で捕まえるし、タープの下ですやすや寝るし、どんなに厳しい登りでも誰もへこたれないし、ある子は人の荷物まで持ってあげるし。こんなにたくましくて、仲間に思いやりのあるキャンパーは今まであったことがありませんでした。きっと子供の頃から花山キャンプのきびしい自然の中で、一緒に助け合った育ってきたんだろうなって、ちょっとうらやましくもなりました。ともも将来キャンプ長になったら、花山キャンプみたいなキャンプをやりたいなって思いました。

砥沢サバイバルツアー 8月18-19日

キャンプ2日目で、花山キャンプにも、班のメンバーにもすっかりなれたところで、キャンプ場からすぐ近くの砥沢の上流に、1泊2日のサバイバルツアーに出かけました。食料現地調達、ガスストーブなしのチャレンジです。まずはキャンプ場で、イワナの餌になるミミズとり。初めは「キモーい」って行っていた人も、最後は生きるために、ミミズを余裕で捕まえられるようになりました。

沢では、手作りの釣竿でイワナ釣りに挑戦。ところがイワナの代わりにハヤのゴールドラッシュ。ばくが裏ルートで入手したイワナの塩焼きと、みんなが釣ったハヤの天ぷらと、焚き火で楽しい夜を過ごしました。

栗駒登山 8月20-21日

2日間晴天に恵まれた最高の登山でした。イワカガミ平か沢歩きを始める新湯沢ロングコースと、東栗駒コースの途中から沢歩きを始めるショートコースに別れて、それぞれ栗駒山を目指しました。新湯沢の登りが緩やかになった頃、ロングコースがショートコースに追いつきそこからはみんなで御室を目指すことにしました。新湯沢では、顔に火山灰を塗って原住民になったり、栗駒山頂に向かう最後の登りでは、みんなの荷物を何度も運ぶ歩荷(ぼっか)が登場したりと、みんなで楽しく御室を目指しました。

翌日も、最高の日の出から始まり、順調に湯浜温泉を目指しました。登山2日目は、キャンパーがリーだー役となり、みんなでペースや休憩のタイミングを決めました。こうやって、Aコースに向けて少しずつ責任感を持っていくんですね。ゴールの湯浜温泉では、男子は全員河原の露天風呂で、もちろん〇〇で川に飛び込み、登山の成功を喜び合いました。

 選択自由活動&キャンプファイヤー 8月22日

あっと言う間の7日間。とうとう最後の夜となってしまいました。この日は、選択自由活動として、カウンセラーのともお得意のお菓子作りと、サバイバルツアーの釣った時の感触が忘れられずに、ハヤ釣りに出かけました。

夜のキャンプファイヤーでは、みんなの楽しいスタンツと、ハリーのゲームで気が狂ったように盛り上がりました。キャンプファイヤーの成功は、キャンプの成功のバロメーター。キャンプファイヤーとっても楽しかったので、Cコースはみんなにとっても最高のキャンプになったことでしょう。

2024花山キャンプBコース報告

スタッフ

キャンプ長

岡村泰斗(ばく)幼少年キャンプ研究会代表

1日目は、激流の中のウォータースライダー、2日は白沢のシャワークライミング、3日は砥沢の沢歩きと、毎日、沢、沢、沢づくしの花山キャンプでしたが、みんなはどの沢が一番好きでしたか?これから大きくなると、もっとすごい沢に出会うことができるので、これからも沢をたくさん経験して、どんな沢もへっちゃらなキャンパーを目指してください。

カウンセラー

1班カウンセラー

佐藤素帆(ほー)玉川大学

こんにちは、1班カウンセラーのほーです。ほーは高校生からキャンプのお手伝いをしていたのですが、花山キャンプは初めてでした。Bコースの前に登山の下見に行った時にこんなところ小学生が歩くのは無理と思いましたが、みんなが全然平気で歩いているの見てびっくりしました。ほーがやっているキャンプの子供たちも本当はもっとできるんだろうなって花山キャンプがうらやましくなりました。来年はほーのキャンプの子供たちも連れてきたいと思っているので、みんな仲良くしてね。

2班カウンセラー

宇都木幹太(かんちゃん)東京工業大学

みんな元気に遊んでいるかな?かんちゃんの学校はまだ夏休みなので、外国旅行に行ったり、思いっきり楽しんでいます。花山キャンプでは、小学生のみんなと一緒にキャンプができて、かんちゃんの小学生の時を思い出し、とても楽しく過ごすことできました。かんちゃんは少しおとなしい子供だったかもしれないので、元気なみんなを見ていると、もっと思い切り遊べばよかったなった今思っています。みんなは、大きくなって、花山でああしとけばよかったって後悔することなく、今を思い切り楽しんでください。次はつまごいスキーキャンプで会いましょう。

白沢探検 8月9日

花山名物白沢シャワークライミング。 いつも小学校1年生は、1の滝で折り返していますが、今年の一年生は元気いっぱいなので、全員で4の滝を目指しました。

お駒山登山 8月10日

<とざわロングコース>

砥沢の上流まで車で移動し、約2.5kmの沢を下りました。途中たくさんの滝がありましたが、みんなで協力して一つずつ乗り越えて行きました。途中に出会ったバクの友達は、誰もいないはずの上流から小学生が降りてきてたのでびっくりしていましたよ。

<とざわショートコース>

花山キャンプ場から砥沢を1.5kmのぼるコースです。沢の途中で靴の底がはがれるトラブル続出で、ロングコースに追いつかれてしまいましたが、ばくに代わりの靴を持ってきてもらってから、頑張って遅れを取り戻し、みんなでお駒山にたどりつきました。

花山祭り&キャンプファイヤー 8月11日

花山祭り

4日目も一日中、なんとなくシトシト雨がふっていたので、どんよりした空気を吹き飛ばすために、きゅうきょ花山祭りを開始しました。ちらし寿司にからあげなど、普段キャンプで食べられないメニューに大満足。ただし、大人気の綿菓子を食べるには、料理をたくさん売って、「バック」をかせいだり、輪投げでいっかく千金を狙わなければならないのだ。遊びながら、大人の仕事とギャンブルの怖さを学んだお祭りでした。

キャンプファイヤー

花山キャンプ最後のプログラムはキャンプファイヤー。各班や、カウンセラー、本部の楽しいスタンツで盛り上がりました。今年の花山キャンプは終わってしまいましたが、また来年、大きくなったみんなに、さらに大きな冒険が待っていますので、1年間楽しみに待っていてください。

2024花山キャンプAコース報告

スタッフ

キャンプ長

岡村 泰斗(ばく)幼少年キャンプ研究会代表

花山キャンプAコースお疲れ様でした。レギュラーメンバーに加え、Cコースからケンセイが加わってくれたり、たくましくなったタイスケが帰ってきてくれたりと、二人のおかげで新たなシナジーを感じさせるコースでした。今年の花山はキャンプ前から、時折集中豪雨が起こる夏でした。AとBの間にも大雨があり、水位が端の近くまで行ったという報告を受けました(ばくは添乗のため花山にいませんでした)。Aコースでみんなの頑張りによる土嚢が完成していなかったら、今年の花山どうなったことやらと感謝感謝です。これからもAコースは、花山キャンプ場のドカタ部隊として、よろしくお願いします。

カウンセラー

陳 姿妙(モーリー)

台湾体育大学大学院

 はーい、モーリーです。花山キャンプが始まったときに、モーリーはぜんぜん日本語がしゃべれなくて、みんなと友達になれるかとても不安でした。でもAコースのみんなは言葉なんか関係なく、モーリーと仲良くしてくれて、とても感謝しています。モーリーはあの後、Bコースでアシスタントカウンセラーや、Cコースでカウンセラーをやって、どんどん日本語が上手になりました。次にみんなに会うときにはもっと日本語でおしゃべりができると思います。モーリーは9月末に台湾に帰りますが、絶対また花山キャンプに来たくなりました。また、みんなと一緒にキャンプしたいです。

食料係

加藤 祐季(かとちゃん)

2024花山キャンプお疲れ様でした!私は、約30年前に、学生の時以来の花山ですが、花山の変わっていないところと、変わっているところにとてもびっくりしました。まず、ばくは学生時代と変わらずすごい体力でした。あんなおっさんは普通いません。みんな大切にしてあげてね。反対にキャンパーの能力はすごく高くなっていました。昔は自分たちで登山計画を立てたり、カウンセラーみたいにリーダーになって登山はしていませんでした。大学を卒業してから、キャンプの仕事には関わっていませんでしたが、みんなや、スタッフと一緒に山の中で共同生活して、毎日いろいろなことが起こる生活がとても居心地が良いことに気づきました。また「花山の母」になれるように、時間を作りたいと思います。

白沢フィーリングカップル3vs3 7月30日

完璧なオフトレイルのナビゲーションスキルを目指し、お馴染みの砥沢、白沢をつめ、山中の全く目印も何もない地点に、キャンパーだけで集合するという、究極の放置プレーを行いました。しかも、男女ペアで、吊り橋効果によるカップリングをめざすという下世話な企画。

 沢歩き自体は全く問題ありませんが、普段カウンセラーと歩いていると、自分で地図を見ているつもりでも、心のどこかで、カウンセラーに頼ってしまっていますよね。その心のあまえを一才断ち切り、まさにキャンパーだけでまだ見ぬ集合地点を目指しました。

 結果、3組中、1組白沢左ルートチームが遭難。白沢の隅々まで知り尽くしたバクの嗅覚であっさり回収となりました。

栗駒登山 7月30日-8月2日

7月30日1600駒の湯ビバーク
7月31日500駒の湯-1000新湯-1500イワカガミ平ビバーク
8月1日500イワカガミ平-1030新湯沢終了-1130栗駒山-1500御室ビバーク
8月2日400 御室-720秣岳-920須川温泉

新湯沢(しんゆざわ)                          

Cコースでお馴染みの新湯沢ですが、Aコースになると簡単すぎるのでなかなか行く機会がありませんでした。そこで、新湯沢の始まりの駒の湯からフルで歩き切るといいうロングルート。いつもの約4倍の長さ。予定では1日で雪渓ポイントまで抜けるところ、水量に手こずり、イワカガミ平で緊急ビバークとなりました。駒の湯では、立ち入り禁止の源泉を見せてもらったり、なんとお風呂に入れたりと、贅沢な1日目のビバークとなりました。

秣岳(まぐさだけ)                           

  栗駒からの下山は、ちょっと足を伸ばして、お隣の秣岳経由で須川温泉に下りました。御室を出発し、栗駒の稜線に出ると、去年登った鳥海山が目の前で迎えてくれました。栗駒の稜線は、激しい沢登りと対照的に、緩やかでとても歩きやすかったですね。ゴールの須川温泉では、千人風呂と呼ばれる広々とした湯船で、旅の疲れを癒やしました。

砥沢橋復旧プロジェクト 8月3日

7月25日から東北地方を襲った集中豪雨の被害は、花山も例外ではありませんでした。先発隊で花山に到着したときに、砥沢橋のキャンプ場側の地面が大きく削られ、道路の下が空洞になっている状態でした。このままもう一度大雨が来たら、橋の手間の道路が分断されてしまう危険性があるために、栗駒登山と百名山登山の中日は、急遽、砥沢橋復旧プロジェクトとなりました。ほぼ全員が、「なんで自分たちがこんなことやるの?」「いつ終わるの?」と心のデビルがささやき始める中、ひろかの気合いが、みんなの心をつなぎ止め、1日で土嚢の土手を完成することができました。ひろか様様。

早池峰登山 8月4日-5日

8月4日800キャンプ場-1000平泉中尊寺観光-1300小田越登山口-1630早池峰山避難小屋
8月5日600早池峰山避難小屋-800小田越登山口-900まさかの誤給油-1118大迫地区-1200新花巻駅-1400古川駅-1600花山着

4日間の栗駒登山を終えたみんなには、早池峰山、しかも避難小屋泊の1泊2日の登山は、余裕を持って楽しむことができました。その余力のおかげで、夕食のチラシ寿司と、朝食のピザは最高にエキサイティングの登山飯でしたね。2日目の下山時の雨が予想され、みんなで話し合って、尾根道を諦め、来た道を戻ると決めたディスカッションとジャッジメントは秀逸でした。

無事に下山し、さあこれから秘湯夏油温泉に入って、花山最後の1日を締め括ろう!っと思った矢先、かとちゃんまさかの誤給油。ガソリン車に軽油を入れて、車が動かなくなってしまいました。しかもまだ早池峰山系の真っ只中。レッカー車が来るまでガソリンスタンド足止めとなり、その後ローカルバスと、新幹線を乗り継ぎ(Aコース超赤字泣)、1日かけて花山キャンプにやっとたどり着く、長旅のおまけがつきました。

2024つまごいスキーキャンプ報告

参加者(学校・学年は2023年度のものです)

1班

植村 玄(うえむら げん)春日学園中学校 中2
井坂 斗紀(いさか はるき)大穂中学校 中2
絹笠 天馬(きぬがさ てんま)茗溪学園中学校 中3
佐藤 試一郎(さとう せいいちろう)練馬区立光が丘第二中学校 中3
椎名 保暁(しいな やすあき)土浦第二高等学校 高2
後藤 史佳(ごとう ふみか)土浦日本大学高等学校 高2
飯田 明吾( いいだ めいご)千葉県立清水高校 高3

2班

山中 玲( やまなか れい)水海道第二高等学校 高1
宇都木 弘華( うつぎ ひろか)牛久栄進高等学校 高1
植村 丈( うえむら じょう)つくば秀英高校 高1
田島 英人( たじま ひでと)開智望小学校 小3
中山 柊哉( なかやま しゅうや)根木内小学校 小4
佐藤 素陸( さとう ともみち)鹿児島県十島村小宝島中学校 中1
瀧田 一嬉( たきた いつき)所沢市立中央中学校 中2
額賀 智也( ぬかが ともや)学園の森義務教育学校 中2
石嶋 竜乃介( いしじま りゅうのすけ)OUNDLE SCHOOL 中3

3班

中川 実徳( なかがわ さねあつ)国立学園小学校 小2
原田 悠希( はらだ ゆうき)竹園西小学校 小3
原田 悠花( はらだ ゆうか)竹園西小学校 小3
室井 暁良( むろい あきら)湯島小学校 小5
小林 美晴( こばやし みはる)横浜市立上寺尾小学校 小6
久保 慧里子( くぼ えりこ)竹園東小学校 小6
室井 陽音( むろい はるね)本郷台中学校 中1
生井 小町( なまい こまち)大穂中学校 中2

4班

佐藤 翔( さとう しょう)朋有小学校 小1
相場 優花( あいば ゆうか)柳島小学校 小1
中山 暁斗( なかやま あきと)根木内小学校 小1
中山 碧( なかやま あお)国立学園小学校 小2

スタッフ

1班カウンセラー

岡村泰斗(ばく)幼少年キャンプ研究会代表

キャンプ長、PD、カウンセラーと少々オーバーワークながらも、1班の指導の楽しさはその苦労を忘れさせてくれますね。今回シルバーからジュニカウまでのプライズを対象としましたが、実はこの間のスキーの上達が体も頭も心も成長が必要で、長く険しい道のりです。新たな動きと感覚を身につけるために、悩んだり、喜んだり、悔しがったりと、1班のみなさんと色々な気持ちを共有でき、スキーって本当に素晴らしいスポーツだなあと改めて好きになりました。23/24シーズンはまだまだこれから。もうひと滑りいきましょう。

2班カウンセラー

井坂達紀(シグマ)日本大学

みなさんこんにちは!シグマです。つまごいスキーキャンプどうでしたか??シグマは初めてのカウンセラーでわからないこともたくさんあって大変でしたが、とても楽しかったです!今回のつまごいは小学校1年生から高校3年生まで全員野地平でビバークするという前代未聞の計画を成し遂げた年でした!正直シグマもこれを聞いた時は驚きました。本当にできるのかな?とも思ってしまいましたが、さすがみんなです。成し遂げてしまいました!本当にすごいことですよ。シグマは誇りに思います。ではまた来年嬬恋で会いましょう!!

3班カウンセラー

佐藤颯(はやぶさ)東海大学

嬬恋キャンプお疲れ様でした。僕自身、キャンプのカウンセラーをやるのは初めてで、分からないことも沢山ありました。でも、高校生をはじめ、沢山の子が僕をいっぱい手伝ってくれ、嬉しかったです。スキーも、みんながどんどん上手になっている姿を見てびっくりしました。また、幼少研のキャンプを知り、もっともっとアウトドアを勉強したくなりました。この経験を糧に僕もレベルアップして、またみんなとキャンプに行きたいです。

4班カウンセラー

佐藤有里(ちゃる)くにたち農園の会

つまごいスキーキャンプに参加したみなさんこんにちは。今回はじめて幼少研のキャンプに参加しましたが、ちゃるがいつかやりたいなあって思うキャンプがここにありました。ちゃるは実は20年前ぐらいまでばくと一緒にスキーキャンプをやっていました。ばくはその時からさらにパワーアップしていましたが、昔と変わらない野外に対する熱い思いで、また一緒にキャンプをやりたいなって改めて思いました。次はちゃるの育てたキャンパーと一緒に大自然の中で高め合いましょう。

スキーレッスン

キャンプ1日午後、2日午前午後、4日午前と、つまごいスキー検定に向けてスキーの練習を行いました。リフト1本ごとに上手くなる4班に対し、滑れば滑るほどできないことが増えていく1班と、悲喜交々ですが、そのすべてがスキー上達のために誰もが通る道です。その先にある光を目指しみんなでがんばろう!

野地平バックカントリースキーツアー

今回、初心者も低学年も関係なく、全員野地平ビバークにチャレンジました。それもこれも1班の精鋭部隊が各班のサポートに当たったからこそ。野地平では、2班は見事巨大イグルー完成、1班は1LDKの一戸建て建設、1,2,3班の精鋭部隊は、雪洞の団地づくりなど、雪の恵みを生かし素敵な夜を過ごしました。

つまごいスキー検定

つまごいスキーキャンプの集大成、つまごいスキー検定を4日目午後に行いました。検定では緊張からいつもの滑りができない人がほとんどでしたが、それでもできるのが本当のスキルです。検定発表では、不安と安堵と、みんなが本気で検定に向き合ってくれている様子がよく伝わりました。

選択スキー

最終は、好きな友達、好きなカウンセラーと一緒に、スキーを楽しみました。「パラレル虎の穴」、「はやぶさを上手にするフリー滑走」「フォーメーション」の3つの選択スキーに分かれて、今年最後のつまごいを楽しみました。

所感

今回、東京都国立市で野外活動を行う、くにたち農園の会さんのスタッフの方々に協力を得ての開催でしたが、改め幼少研のキャンパーの素晴らしさ、プログラムのレベルの高さを知る機会となりました。自分の団体だけですと、キャンパーもカウンセラーも盲目的になってしまいますが、他団体からのフィードバックを受けることはとても新鮮ですし、重要ですね。これからも、いろいろな団体と連携の機会を探り、当会の素晴らしいメソッドを、日本中に広げていければと思います。