2023花山キャンプCコース報告

参加者

1班

飯岡悠野(いいおかゆうの)栗原小学校 小4
稲見結(いなみゆい)手代木南小学校 小5
中山陽 (なかやまはる)根木内小学校 小5
田部井琴子( たべいことこ) 東松戸小学校 小6
室井陽音 (むろいはるね)本郷台中学校 中1
瀧田一嬉(たきたいつき)所沢市立中央中学校 中2

2班

中山柊哉( なかやましゅうや )根木内小学校 小4
室井暁良 (むろいあきら)湯島小学校 小5
内山慶(うちやまけい)墨田区立柳島小学校 小5
桜井健青( さくらいけんせい)吾妻中学校 中1
植村玄(うえむらげん)春日学園中学校 中2

スタッフ

キャンプ長兼2班カウンセラー

岡村泰斗(ばく)幼少年キャンプ研究会代表

初めて栗駒登山に挑戦するキャンパーの多いCコースでは、ベテランとニューフェイスがそろうのが特徴です。今年も、栗駒登山を通じて、キャンプ場では使わないストーブの使い方を教えたり、Aコースでは共通言語の345(3時起床4時準備5時出発)という山の生活の仕方を教えたりと、ベテランからネクストジェネレーションに確実にアウトドアスキル、花山スピリッツが伝承されていく様子が微笑ましかったです。また、ばくが大学生のカウンセラー時代にキャンパーとして参加してくれた仲間たちが、久しぶりに花山に来てくれたのも、私だけでなく、キャンパーにとっても自分たちの将来を見ているようで貴重な経験となりました。

1班カウンセラー

叶敬偉(クリス)上海市北中学校

みなさんお元気ですか?花山キャンプは楽しかったですか?クリスが前に花山に来た時は低学年のコースだったので、みんながこんなになんでもできるなんて今回びっくりしました。薪を割ったり火を起こしたり、みんなクリスよりも上手だったね。登山では、疲れた仲間の荷物をみんなで持ってあげて、花山の子供達はなんて素晴らしいだろうと感動しました。クリスはカナダでもっともっとキャンプの勉強をして、中国の子供達にも花山みたいな体験をあげたいです。

食料係

楊 爍(シャーク)上海交通大学付属病院

こんにちは、シャークだよ覚えていますか?日本語が少ししかできないシャークを暖かく迎えくれてありがとう。みんなと、日本語と英語と中国を混ぜて会話できてとても楽しかったです。食料係なのに、みんなと一緒に栗駒登山に連れて行ってくれて本当にありがとう。日本の自然の素晴らしをとてもわかりました。みんなだけでなんでもできるので、シャークもスタッフであることを忘れて、本当に楽しみました。また、花山に戻ってきたいので、みんなもキャンプ続けてください。

インターン  渡邊あや(あや)東京工業高等専門学校
ゲスト(旧姓)徳田圭(とくだけい)2001花山卒業
       安島裕香(あじまゆか)2004花山卒業
       菅原笙子(すがわらしょうこ)2001花山卒業
       堤広起(つつみひろき)2003花山卒業

白沢サバイバルハイク 8月18-19日

栗駒登山のプチトレーニングとして、お馴染み白沢で1泊のサバイバルキャンプい行ってきました。テントなし、ストーブなし、調理器具なしで、花山の森の中で野宿に挑戦。キャンパーたちはそんな過酷な状況をお構いなしで、いつも通り、沢にダイブしたり、せっせと焚き火を起こしたり、夜は全員一つのタープでスヤスヤ寝たりと、初めてのキャンパーにとっては、これがこのキャンプの普通なのねと、カルチャーショックを感じている暇もない体験となりました。

アメリカンパーティー 8月19日

白沢ビバークを終えてホッと一息。ビバークはアルミホイルで焼いたポテトとチキンだけ(+イワナの差し入れ)だけだったので、今日はみんなで贅沢をしましょう。この日はなんと、20年前に花山キャンプを卒業したOB、OGがキャンプ場を訪れ、パーティーの食事作りを手伝ってくれました。ホットドックに、ピザに、フライドチキンに、ポップコーンと、なぜかアメリカンなパーティーとなりました。

栗駒登山 8月20-21日

1日目(800キャンプ場-900イワカガミ平-1300草原にて避難決定-1500批難小屋)

今年のCコースは日中蒸し暑く、夕方必ず夕立がくるっといった天気の繰り返し。栗駒山も予想通り山頂手前で雷鳴が聞こえ始めました。この状況で稜線に出るは危険と判断し、御室はあきらめ、遠回りとなる避難小屋へ。みんな大好きな御室がなくなることはないので来年のお楽しみ。

2日目(500避難小屋-700栗駒山頂-900御室-1200湯浜温泉)

避難小屋からご来光を眺めた後に早速出発。朝の栗駒山の稜線歩きも気持ちの良いものですね。御室を過ぎたあたで、すでに4時間も歩いているので、一人二人と動けなくなるキャンパーが。みんなで相談して余裕のあるキャンパーが荷物を持ってあげて、全員一丸となって湯浜温泉を目指しました。みんながいたからこそ達成できた栗駒登山でしたね。

個人別選択活動〜また来年 8月22-23日

登山翌日は「このゆびとまれ」企画として、キャンパーが自主企画をして、他のキャンパーが選ぶという個人別選択活動でした。一番人気の釣り三昧をはじめ、女子の6時間耐久クラフト、御駒山一周登山などが行われました。ところが終了時間の1500になっても御駒山組が帰って来ず。トランシーバーも音信普通。食配時間の1630になってもまだ帰って来ないため、キャンプファイヤーの準備をあきらめて本部で捜索に。結果、出発が2時間遅れたためのその分の遅れで車道をトボトボ歩いているところを回収されました。花山最後のキャンプファイヤーはなんと二人の土下座点火から始まり、いつもと違うファイヤーを楽しみました。最終日は、最後のコースなのでキャンプサイトの全撤収。大変だってけど、テントやテーブルがなくなったキャンプサイトは、夏の終わりを感じさせますね。来年も変わらぬ花山の森がみんなが来るのを待っています。

おまけ:花山の生活

花山キャンプでは、いろいろな建物のあるベースから一段上がった平らな林にキャンパーたちはテントをはって生活します。毎日薪を割って、火を起こして、食事を作るプリミティブスタイルです。1日の日課は朝の集いから始まり、ここで1日の活動を確認します。また毎朝花山のうたを歌うので、全員すぐに覚えてしまいます。キャンプ場は砥沢、白沢といった美しい沢に挟まれていて、キャンプ場のすぐ横にある砥沢の砂防ダムは、小学校低学年から高学年に上がっていくにつれ、花山キャンパーの登竜門的な存在となっています。慣れてくると、飛び込むのを止めらない「砂防中毒」状態となります。沢遊びは、特にプログラムがなくとも自由時間に、学年に応じて、カウンセラーと一緒、時にはキャンパーだけで安全の約束を決めて自由に遊べるのが特徴です。

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