2023花山キャンプAコース報告

参加者

1班
椙山 悟郎(すぎやま ごろう)名古屋市貴船小学校 小6
瀧田 一嬉 (たきた いつき)所沢市立中央中学校 中2
成田 海斗( なりた かいと)Tsukuba International School 中2
小林 創 (こばやし はじめ)つくば市立手代木中学校 中3
宇都木 弘華( うつぎ ひろか)牛久栄進高等学校 高1
渡邊 あや(わたなべ あや)東京工業高等専門学校 高1
後藤 史佳 (ごとう ふみか)土浦日本大学高等学校 高2
2班
櫻井 健太 (さくらい けんた)Lincoln Elementary School 小5
中山 陸 (なかやま りく)根木内中学校 中2
平泉 尚(ひらいずみ なお)山手学院中学校 中2
石嶋 竜乃助(いしじま りゅうのすけ)Oundle School 中3
椙山 晋作(すぎやま しんさく)名古屋市高針台中学校 中3
山中 玲 (やまなか れい)水海道第二高等学校 高1
稲見 千尋(いなみ ちひろ)茗渓学園高等学校 高1
磯崎 柊吾(いそざき とうご)茗溪学園高等学校 高2

スタッフ

キャンプ長

岡村泰斗(ばく)幼少年キャンプ研究会代表

花山キャンプのスタートを飾る中高生のAコース。今年は東北らしからぬ灼熱の晴天続きの中、9日全力で生き抜きました。今年はKEENのリール動画撮影、百名山登山遠征など、いつもと違った花山でしたが、アンケートの結果、新たな試みは概して高評価でしたね。ただ、一つだけでもボリュームのある花山の登山。さすがに、みんな疲れた様子でした。東北の百名山という新たな選択肢を手に入れた花山キャンプAコース。手付かずの栗駒と東北の名峰たちの組み合わせで、無限大の可能性を手に入れました。

カウンセラー

住吉利允(カズ)くりこま高原自然学校

Aコースに参加した皆さんこんにちは。Aコースをお手伝するようになって3年目となりましたが、中学生から高校生へと年々成長するみんなの姿を見て、あらためて幼少研の子供たちってすごいなーって感心しています。カズは残念ながら鳥海山に行けなかったけれど、写真からきっと素晴らしい登山だったんだろうなって羨ましく思います。来年は、百名山登山も一緒に行けるように日程を空けておこうっと。今年は来年大学受験する仲間が最後のキャンプになったかもしれませんが、次はカウンセラーとして出会えるのが幼少研の素晴らしいところ。カズもみんなと一緒により良いキャンプ指導者を目指して成長します。

カウンセラー

井坂祐紀(いっさ)秋田大学

2023花山キャンプお疲れ様でした!いっさは途中からの参加だったけど、いっさが参加した時にはもうみんな仲良しで、連携がバッチリ取れていていっさはびっくりしました。今年は、初めて参加するキャンパーや、毎年花山に参加してくれているベテランキャンパーも新鮮味のある花山キャンプになったと思います。初めての挑戦である鳥海山の登山では最高の景色、経験、そしてちょっとしたハプニングもありました。そんなハプニングとは、、、水が湧いているはずの場所に水が、、、ない!!!みんな全力で水を探しにいったりと、普段はないような経験ができました。そんな花山を乗り越えられたみんななら二学期も乗り越えられると思います!

白沢トレイル整備 7月30日

花山キャンプ場のすぐ横を流れる白沢には、4つの滝が連続するシャワークライミングの人気スポット。ただ、登りは簡単ですが、下りはかなり遠回りをして登山道を歩かなければならところがウィークポイントでした。そこで、小学校低学年でも安全に登山道に出られるように、急な斜面にショートカットのつづら折れのトレイルを整備しました。これで、4の滝までいって、少し時間が遅れても最短の時間でキャンプ場まで帰ってくることができます。早速Bコースで大活躍することでしょう。

栗駒登山 7月31日-8月2日

7月31日900LNT1-1300世界谷地登山口-1500大地森-1600LNT3-1700LNT5
8月1日800LNT4-900LNT6-1000大地森-1300御室/LNT2-1600栗駒山山頂(オプション)
8月2日400御室-700麝香熊沢-1400湯浜温泉-1600キャンプ場-8月3日900LNT7

LNTマスターエデュケーターコース

いつもより1、2日短い栗駒登山ですが、リーブノートレイス(LNT)の最上級資格であるマスターエデュケーターのカリキュラムを消化するには十分な長さです。14名のキャンパーが2人組でLNTの7つの原則を担当し、ハイキングを通じてティーチングを行いました。これまで、バックカントリーで鍛えられたキャンパーだけあって、それぞれのテクニックが超実践的。残念ながら資格を出すことはできませんでしたが、キャンプの指導者レベルにキャンパーに成長しました。

麝香熊沢

登山最終日は、みんな大好き沢歩きです。今年は、虚空蔵岳から湯浜温泉へと流れる麝香熊沢を降りました。この沢の最初の難関は、なんと沢に出るまでの壮絶な藪漕ぎ。少しでも地図コンを誤ると、藪漕ぎの時間が何倍にもなる難しい沢です。朝4時にキャンプサイトを出発し、キャンパーが自分たちで藪漕ぎに入るポイントを決めたところ、なんと最短最速の30分で沢に出ることができました。沢を約半部程度下ったところに、この沢最大の難関の5mの滝と、その前後に連なる無数のゴルジュ帯が待ち構えます。泳ぎが得意な人も、苦手な人も全身水没必至で、みんなで助け合いながら核心部を突破しました。 核心部の突破で予想以上の時間がかかったことと、トレイルフード水没者が続出したことで、後半戦は体力の消耗と空腹との戦い。朝4時から3時過ぎまで、約11時間歩き続け、湯浜温泉に無事に到着しました。

KEEN撮影 8月3日

KEEN JAPANは、LNTJ立ち上げ前から、LNTを応援してくれたフットウェアメーカーです。Aコースでは、LNT応援のためのリール動画を撮影するために、東京から撮影クルーの方々が花山キャンプまで来てくれました。キャンパーたちも初の体験や撮影機材に興味深々。栗駒登山でLNTマスタエデュケーターコースを終えたばかりなので、LNTテクニックの細かい所作もカウンセラーの演技指導不要でした。

https://www.instagram.com/keen_japan/reels/
https://www.instagram.com/lntjapan/

鳥海山登山 8月4日-5日

8月4日800キャンプ場-1130大清水登山口-1600唐獅平避難小屋
8月5日300唐獅平避難小屋-600鳥海山山頂-800唐獅平避難小屋-1100大清水登山口-1300大湯温泉

Aコースの最後のプログラムは、今年トライアル的に実施した、東北百名山遠征。第一弾としてお隣秋田、山形にまたがる鳥海山に行ってきました。登山道、避難小屋泊の登山は、花山キャンパーにとって楽勝すぎるので、登山計画、食料計画、装備計画+買い出しを全てキャンパーが行いました。これも栗駒で鍛えられた花山キャンパーだからできること。栗駒にはない、山の景色、山の文化、山の食事(焼肉!?)を味わうことができました。

2023春カヌーキャンプ報告

6月10−11日と、台風2号の影響でたっぷりの水量の那珂川に、毎年恒例春のカヌーキャンプに行ってきました。

参加者

横田聡一郎(よこたそういちろう)竹園西小学校小5
松垣斐莉(まつがきひまり)小野川小学校小5
青島秀延(あおしましゅうすけ)小野川小学校小5
渡邊柚花(わたなべゆずか)茎崎第三小学校小6
久芳航平(くぼこうへい)谷田部東中学校中1
ドゥエテラナ(どぅえてらな)茗溪学園中2
井坂斗紀(いさかはるき)大穂中学校中2
額賀智也(ぬかがともや)学園の森義務教育学校中2
生井小町(なまいこまち)大穂中学校中2

スタッフ

キャンプ長

岡村泰斗(ばく)幼少年キャンプ研究会代表

昨年、増水で断念した那珂川を、今年は何年ぶりだろうなー、コロナ前からだから4年ぶりぐらい?に、やっとフルコース漕ぐことができました。那珂川は、栃木県の平野部を流れてから、茨城との県境でまた山間部に入るという奇跡の川です。その山間部を下る栃木県烏山から茨城県御前山までのコースが那珂川の最大のカヌースポット。途中人工物から完全に離れ、山の谷間を蛇行しながら下っていくあたりは、自然に包まれているって感じがして、バクの大好きな場所です。特に今年は、ビバーク地点での夕日、蛍の光、カジカガエルの子守唄、最高でしたね。あっ、みんなにとっては焼きマシュマロかな?何回下ってもまた新しい発見のある那珂川にまた来年にいきましょう。

カウンセラー

西野陽史(フーミン)筑波大学2年

やっほー。みんなカヌーキャンプはどうでしたか?天気はあまり良くなかったけど、全然気にならなかったね。みんなでチンのお越しの練習したり、カヌーで落としっこしたり、無駄に川に入ったりと、カヌーを漕ぐのより、川の中の方が楽しんだんじゃないかな。ふーみんも初めて那珂川を全部漕いで、改めて那珂川の良さがわかりました。また来年、一緒にカヌーを漕ごうね。

本部

澄川幸弘(ゆっきー)日本大学2年

みなさんこんにちは。本部のゆっきーです。ゆっきーは主に、みんなの装備を車で運ぶ役割だったので、カヌーを漕いで楽しそうなみんなを見てうらやまかったなー。でも、2日目の最後にやっと漕げると思ったら、まさかのマジチン。一緒に乗っていたゆずかごめんね。もっともっと上手くなって、どんな難しいところも漕げるようになっておくから期待してください。

インターン

山中怜(れい)水海道第二高校1年

今年から高校生になって、初めてインターンで参加しました。カヌーはキャンパー時代から大好きな活動の一つで、今回も、カウンセラーをサポートする役割を忘れて、思いっきり楽しんじゃいました。みんなも初めての子もいたのに、カヌーが上手でびっくりです。これからもみんなと一緒に、花山キャンプや、百名山や、クライミングや、スキーに行けることを楽しみにしています。

1日目

1日目は、なんと電車を一本乗り遅れるというハプニングから始まりました。那珂川に近い玉川村駅のある水郡線はなんと、2時間に1本。このままでは到着が烏山の到着が1300になって、フルコースに黄色信号。そんな中カウンセラーのフーミンが起点を聞かせて、もっとアクセルの良い駅まで迎えにいくこととなり、なんとかフルコースの夢をつなぎました。

烏山にある下野大橋では、パドリング練習などをして、初心者にとっては、少し練習時間が短かったのですが、そこは経験者がカバーをして早速スタート。途中、チンした時の起こし方の練習を、キャンパー自ら立候補で行い、万が一のトラブル対策のイメージもバッチリです。練習時間は短かったのですが、漕ぎながら体で覚えて、無事にビバークサイトに、日暮れ前に到着しました。

ビバークサイトは、まわりに人工物がほとんど見えない、カヌーでしかいくことのできない河原です。みんなで協力してテキパキと作業し、日暮れ前に、テントを立てて、夕食を取ることができました。そして夜はお待ちかねの焚き火タイム。マウンドファイヤーという、リーブノートレイスのテクニックを使い、キャンパーたちは遊びを通じて、自然にインパクトの少ないアウトドアテクニックを身につけていきます。日暮れ直前には、真っ赤な夕焼けとなり、この自然の神秘の色に、息の飲みます。みんな大好き焼きマシュマロ(スモア)に舌鼓を打った後、まだまだ体力の有り余るキャンパーは、ヘッドライトをつけてナイトカヌーに出発。1日中遊びに遊んだキャンパーたちは、蛍の光と、カジカガエルの子守唄で、明日に備えて就寝しました。

755土浦駅集合
945水戸駅にて昼食
1055常陸大宮駅着
1200下野大橋着
1230パドリング練習
1400下野大橋発
1650ビバークサイト着

2日目

2日目の朝は4時に始まりました。4時起床、5時朝食、6時出発のことをアウトドアでは456(シゴロ)と呼びます。前日遊びすぎたせいか、朝は4時半行動開始となり、4.5、5.5、6.5となってしまいました。昨日1日漕いだだけなのに、経験者も初心者もわからないくらい、みんなパドリングが上手になっていました。流れの早いに瀬の通過方法にも慣れ、カヌーとカヌーを繋ぐ「もやい」体型で落としっこをするなど、川の集中するときと大丈夫な時のメリハリもつけられるようになりました。

朝からの小雨も全く気にすることなく、とうとう全長18kmの那珂川フルコースを漕ぎきることができました。御前山大橋では、橋の下にタープを張って、お待ちかねのBBQです。少し多めに準備した肉も一瞬でペロリ。食べ盛り恐るべし。最後はみんなで協力してカヌーの解体も行い、名残惜しい那珂川に別れを告げ、2023年春のゆめキャンプ、那珂川リバーダウンカヌーキャンプの幕を閉じました。

630ビバークサイト発
1130御前山大橋着
1200BBQ
1300カヌー片づけ
1330御前山大橋発
1400玉川村駅着
1700土浦駅解散