2024秋百名山登山部

スタッフ

キャンプ長

岡村泰斗(ばく)幼少年キャンプ研究会代表

今回は、栃木県と群馬県の県境にそびえ、関東以北としは最高の日光白根山(2578m)に行ってきました。群馬県側からは丸沼高原スキー場のゴンドラを使い、山頂まで3時間程度の手軽な山ですが、幼少研らしくあえて栃木県側から1泊2日のチャレンジでした。ところが、秋の3連休と、日光の紅葉のピークが重なり、日光名物いろは坂で4時間もの渋滞に捕まり、なんと登山開始が夕方の4時になってしました。普通だったらその日の登山はあきらめて、翌日日帰り登山するところですが、キャンパーやカウンセラーの経験を踏まえ、到着までに夕暮れ必至の4時からの登山開始、8時に避難小屋着という過酷なスタートとなりました。ただ、花山で百戦錬磨を乗り越えてきたキャンパーにとっては、結果として登山のキャパシティーを広げるとても良い経験となりました。この経験があれば、これからどんな困難な登山になっても大丈夫。翌日は最高の天気の中、気持ちの良い日光白根登頂を果たしました。

カウンセラー

岡村穂丘(ほっち)東京理科大学大学院

みんな、今回の登山はどうでしたか?ほっちも花山で色々な登山をしましたが、夜まで歩くのは初めてです。最後なかなか避難小屋につかず、とても不安だったよね。ほっちもカウンセラーだからみんなを励ましていたけど、内心はとても不安でした。真っ暗闇の中から避難小屋が見えた時には、本当にホッとしました。その後食べた鍋は本当に美味しかったね。本当に心も体も温まるとはこのことだよ。よく時は、前日の心細かった登山とは逆に、朝から快晴で、みんなのペースも早く、あっという間に山頂に到着しました。やっぱり花山で鍛えられたキャンパーはさすがなだあって、びっくりしました。帰り道にちょっとのんびりした五色沼では、二人が仲良くて、本当にうらやましかったよ。ほっちは弟とあんなに仲良くできなかったあってちょっと後悔もしました。紅葉時期に渋滞に巻き込まれて、普通とは違う登山でしたが、その分、たくさんの不安や、たくさんの思いやりを見られて、思い出に残る登山でした

1日目(11月3日)

1000には、日光通過と予定通りのスケジュールでしたが、いろは坂入り口からまさかの全く動くことのない大渋滞。いろは坂は一方通行のため、戻ることもできず、通常なら30分もあれば通過できるところ、約4時間かけて通過という、普通の登山なら致命的なトラブルからスタートしました。

ようやく渋滞を終え、登山口近くの日光湯元のビジターセンターで遅めの昼食。このまま登山を諦めて湯元温泉に泊まるか、夕暮れ必至で山に入るかの選択に迫られましたが、これまで花山で色々な困難を乗り越えてきたキャンパーにとって、翌日の簡単な日帰り登山ではもったいないと判断し、夕暮れ迫る金精峠から一路五色沼避難小屋を目指しました。

途中の金精山で、いよいよ暗くなり、ヘッドライトを装着しての夜間登山を開始しました。群馬県側に沈む夕日にしばし感動し、いよいよ真っ暗闇の中の山行となりました。いくつかのピークを超えて、五色沼にたどりついたとこで、小屋はもうすぐかと思いきやそこからもう一度30分ほど登り返があり、これまで頑張ってきた集中がプチッと切れ、「まだなの?」「あとどれくらい?」と不安いっぱいのラストスパートとなりました。

小屋に着いたときは、安心と疲れで、一人のキャンパーはすぐに眠りにつき、残りのメンバーは明日のために暖かい鍋で気持ちと体を整えました。

800つくばセンター発
1500日光湯元ビジターセンター
1600金精峠登山口発
2000五色沼避難小屋着

2日目(11月4日)

普段の花山では、5時出発などを普通にやっているキャンパーですが、さすがに今日は睡眠重視で、普段だったらありえないぐらいの朝寝坊で出発しました。ところが、しっかり食べて、しっかり寝たおかげが、この日の日光白根山頂アタックは信じられないくらいのハイペースで標高差400mを登りました。

帰りも快調に降り、五色沼にたどりついたところで大休止。水を補充したり、お茶を沸かしたりと、快晴で誰もいない日光白根の山のど真ん中を幼少研で独り占めしてのんびり過ごしました。

無事に登山口に戻り、日光湯元の温泉で、長かったようであっという間だった、いつもと違う登山の疲れをゆっくり癒しました。真っ暗闇の登山は、怖かったけど、それを受け入れてたくましく歩けた自分に気づくことができたり、それを乗り越えたからそこ山頂に立った時の達成感は格別でしたね。次は普通の百名山登山にしたいものです。

700五色沼避難小屋発
900日光白根山頂
1030五色沼
1200金精峠登山口
1300日光湯元温泉
1400日光湯元発
2000自宅解散

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