日時:3月27日〜3月31日
場所:パルコール嬬恋スキーリゾート
参加者:ほっち,うなぎ
今年はコロナの影響があり,2年ぶりの開催となりました。私は一昨年のつまごいスキーキャンプでは本部スタッフ兼サブカウンセラーとして参加しましたが,2年という時間は子どもにとっては非常に大きく,一昨年と比べたらみんなびっくりするくらい成長していたことが印象的でした。
今年は初めてカウンセラーとして参加し自分の班を持ちました。カウンセラーとなって感じたことは指導の難しさです。子どもの頃は言われるがまま滑っていたら滑れるようになっていましたが,実際に自分が子どもにスキーを教える立場になると,何をどう教えたら良いのか全然わかりませんでした。また,私が持った班はシュテムターンの子とパラレルターンができる子が混在する班で,どちらのレベルの子にも対応する練習方法を考えることが難しかったです。自分の中にある知識と練習方法のストックが圧倒的に不足していることを実感し,結果いくつかの練習を繰り返すようなレッスンになってしまいました。
さらに今回は,キャンパー全員でスキー場の最高峰である浦倉山まで登ってそこから野地平まで滑るというプログラムでした。最低限必要な情報を提供したら,準備や当日の野地平までのツアーはキャンパーが主体となります。板をザックに取り付けての登山や雪山でのビバークは大人だって身構えてしまうようなことですが,子どもたちは楽々とやり遂げ,改めて幼少研のキャンパーのレベルの高さを感じました。野地平では班に分かれてイグルーを作りましたが,私は受け持ちの班の子たちを上手くサポートすることができなかったことが悔しかったです。みんな持ってる力はすごいけど,それを上手く引き出せるようなサポートをすることはとても難しいと感じました。
カウンセラーをやると決まってから,自分なんかにできるのだろうかという不安しかなく,キャンプ中も次の日のレッスン内容をどうするかということに毎晩頭を悩ませていました。しかし,指導者という立場になったことでスキーを理論的に考えるきっかけとなりました。さらに,毎日レッスンで同じ子の滑りを見ていると滑り方や体の使い方の違いが少しずつ目で見てわかるようになりました。今回のスキー指導の経験は他の分野における指導にも活かせると思うし,逆もまた然りです。また参加する機会があったら子どもの持つ力を最大限引き出せるようなカウンセラーになりたいと感じました。
ほっち