WEAJとは
WEAJとは、Wilderness Education Association Japanのことで、国際レベルで野外指導者の要請を行なっている団体です。花山キャンプやつまごいスキーキャンプの指導を行うカウンセラーたちは、より良いキャンプ指導者を目指して、プロフェッショナルが参加するWEAコースに参加し、資格を取得するものもいます。今回は12月29-31日に行われたバックカントリースキー研修に、カウンセラーユニオンでWEAの資格を持っている、渡邊あや(あや)、佐藤もとほ(ほー)、佐藤はやて(ハリー)が参加しましたのでその様子をお知らせします。



アバランチレスキュー
1日目は、宿泊施設の近くのスロープで、雪崩に薪きまれた時のレスキューと、その後の搬送の練習を行いました。バックカントリースキーの三種の神器と言われる、ビーコン、プローブ、シャベルの使い方の練習をした後に、実際に雪に埋まっている人(バックパック)を捜索して掘り出し、低体温の処置をした後に搬送するトレーニングをしました。



バックカントリーツアー
かぐらスキー場の最上部から、神楽峰に登った後に、中尾根を滑走するツアーに出かけました。バックカントリースキーの登りは、踵が上がるビンディングや、スキーの滑走面に後ろに滑らないようにするシールをつけるなど、初めての道具で、慣れるまで少し時間がかかりました。登りの途中で、シャベルテストやルッチブロックテストなど、雪崩の起きやすさを調べる弱層テストを勉強しました。晴天で登りは順調でしたが、下りは、深雪を滑る技術不足で、予想以上に時間がかかり、スキー場が終わった後に戻ってくるという大失敗をしてしまいました。改めてスキー技術の大切さや、それがまだまだ未熟であれば、余裕を持った計画の必要性を感じました。





WEAの指導者たち
今回、3名の社会人のWEA指導者と一生に参加しましたが、下りはCUのメンバーに一対一でついてもらい、この人たちの存在がなければ、自分たちで滑り降りることはできませんでした。スキー技術だけでなく、学生のメンバーにも気さくで、優しく接してくれ、とても魅力的な指導者でした。彼らの人間性や専門性にふれ、こんな野外指導者になりたいと思うと共に、少しスキーが滑れるようになったぐらいで満足せずに、スキーだけでなく、幼少研で活動を行う登山、クライミング、カヌーなど、もっともっと経験を積んで、子供達に素晴らしい自然体験を与えてあげられるようになりたいと強く感じました。
