CU ニュースレターに関してのお知らせ

12月に行なわれました総会でNLの発行日を固定することになりました。
月に1回不定期に発行していたNLですが、毎月1日に発行致します。

CUの皆さん、またHPをご覧下さっている皆さん、是非、毎月1日にHPをご確認ください。
これからも今以上に読み応えのあるNL作成に心がけていきますのでよろしくお願いします。

よっちん

Wilderness Advanced First Aid

CUのみなさんこんにちは。

なかなか筑波に顔を出せない東京のけんじです。

先週末に「野外救急救命」の資格を取ってきましたのでご報告です。

こ のような資格については以前から興味はありました。カウンセラーをしているとき、プライベートで山を登っているとき、バイクに乗っているとき、一緒にいる 人に何かが起きたとき、自分には何もできることがないことをもどかしく思っていました。先日も、渋谷の駅で乗り換えをしていた時、頭から血を流した女性が ホームで倒れていて、構内放送で「お医者様はいらっしゃいますか?」と流れていました。輪になった人混みの後ろの方で、何もできない自分に本当にイライラ しました。この一件のあとに、なにかしなきゃいかん!と思い、勢いで申し込んだのがこのコースでした。

“WAFA—Wilderness Advanced First Aid”

こ の資格はWilderness Medical Associatesというアメリカ生まれの団体が発行ます。市街地ではなく、Wilderness環境下で、つまり、すぐに救急車が来ない、装備が完璧 ではない状況で、目の前で苦しんでいる人に何ができるか、ということを勉強します。救急医療は救急隊に任せている日本に”Wilderness Rescue”という概念が入ってきたのは3年くらい前。まだまだGrass Rootsの活動が続いているそうです。

そんなこんなで、僕が取った資格も、”under Wilderness environment”、”under US or Canadian Law”という状況の下でしか(厳密には)使えないものです。このあたりの法整備の違いなどはナカナカ複雑です。

WAFAの目的としては、傷病者の評価(診断は医事行為なので一般人にはできません)、1次救命措置(目の前で死なせない)、避難・2次救命への引き渡し、ということになります。

4 日間のコースでは、人間の体のつくり、傷病のアセスメントの手順、傷病の重軽、その場で処置するのか緊急搬送するのか、または助けを待つのかの判断の仕方 を学びます。それから資格の中で認められる4つの行為についての勉強、シミュレーションを行います。

—4つのprotocol(資格で認められている行為)

  • 心肺蘇生法の停止と始めなくても良い場合の判断
  • 脊椎に損傷がないかの判断
  • 傷や火傷の処置
  • アナ フィラキシー患者のためのエピネフリンと抗ヒスタミン剤の使用

朝から晩まで濃い内容を学ぶので、復習を含 めると相当勉強しました。無事に最終筆記&実技試験をクリアして、資格を得ることができます。僕は幸い合格点に達して資格を得ることができましたが、もし今後、実際に目の前で誰かが倒れた場合、パニックになることは間違いがありません。ただ、その人がどういう状況にあるのかをアセスメントでき、(野外環境下で)自 分に何ができるのか、何をしたらいいのかという順序を学べたことは、非常に大きいことだと思います。

また、日本とアメリカの法整備の違い についてもたくさん考えさせられました。日本では、目の前で誰かが倒れていた時に、助けようとして相手を死なせてしまったらどうしよう、自分は何もできな いから救急隊を待とう、見て見ぬふりをしよう、気づかなかった振りをしよう、と思ってしまうことが多々あるのではないでしょうか。この部分についても複雑 な要因があるとのことでした。これについては長くなるので、また書く機会があればそちらで書きたいと思います。

少しお値段が張るのですが、興味のある方は学んで損はないコースだと思います。

参考)
コースの内容
http://www.backcountryrescue.jp/WAFAdetail.html

日本でのエージェント
http://www.backcountryrescue.jp/index.html